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ここ篆刻からちょっと横道にそれた、おまけページです。
篆刻から広がった書道に関する他の作品を紹介します。数も少なく、一応篆刻作品を押印してあるので篆刻のページに間借りしてます。
なんと言っても、墨と筆で字を書くのが苦手な私の作品ですので、大目に見てご笑覧くだい。

刻字

ノミとつちを使って、板に文字を浮き彫り、または沈め彫りにして、金箔を貼ったり、色を付けたりして仕上げるもので立体書道と絵画的要素を持っているものです。


閑怡
【閑怡】
刻字第一作目です。書道も浅学で出だしから躓いていたところ、私の「ヒマな時間が好きだ」という話を聞いて、「閑(ヒマ)を怡(よろこ)ぶ」という意味の言葉を先生が選んでお手本に書いてくださいました。その字ををまねて(臨書とすら言えないできなのでマネで)作っ多ったのがこの作品です。彫り始めた後「閑(ヒマ)を怡(よろこ)ぶ」という意味だと、字の順番が逆じゃないかと不安になった思い出があります。先生、うっかりミスなんじゃないでしょうか?コレ。ちなみにこの刻字の前世は安いまな板でした。実はひっくり返すとナスのマークがあります。



鵲
【鵲】
二作目は鵲(カササギ)です。鵲の字は中国では「喜」と同じ発音をするので、縁起の良い鳥とされているそうです。
背景を岩絵の具で塗っている間に、水分をすった木が恐ろしいほど反り返り、メキメキッと割れてきて焦りました(左上)。途中からは、いつ真っ二つに割れてしまうかとビクビクしながら塗ったので、なんだか所々ムラになって見えます。
金箔が剥げて接着剤の赤が覗いているのが面白く思えてそのまま先生に見せた所、大変いやがられました。私は緑と赤と金の組み合わせが好きだったので、あえて直さずに家まで持ち帰りました。

表装

表装とは、掛け軸(かけじく)、額(がく)、屏風(びょうぶ)、襖(ふすま)などを製作、修理・修復などをすることをいいます。字の如く表を装う意味からきています。



表装1  表装2
【空には階段があるね】
三好達治の詩「Enfance finie」から抜き出した一節です。ちょっと見えづらいですが。
ライオンが薬ビンを抱えているイメージと、書を別々に版画で彫りました。ちなみに書の方は下手な私に変わって友人に書いてもらいました。
私の部屋(洋室)に合わせた裂地を選んだので、まだぼやっとした雰囲気です。早くこれに合わせたハンコを彫って、鮮やかな瑠璃色の風袋(掛け軸の上、天の部分にヒラヒラと下がっている2本の帯で、古くは掛け軸を汚すツバメを追いは払うためにつけたとか)と啄木(掛緒と巻諸の総称で、組みひもの模様がきつつき(啄木鳥)の羽に似ていることから「たくぼく」とよばれます)、風鎮(掛け物の軸の両下端に下げるおもしで、玉・石・金属などで出来てます)をつけて、キリッと締まった印象にかえたいです。


  『Enfance finie』
海の遠くに島が・・・・・・、雨に椿の花が堕ちた。
鳥籠に春が、春が鳥のいない鳥籠に。
約束はみんな壊れたね。
海には雲が、ね、雲には地球が映っているね。
空には階段があるね。今日記憶の旗が落ちて、
大きな川のように、私は人と訣れよう。
床に私の足跡が、足跡に微かな塵が・・、ああ 哀れな私よ。
僕は、さあ僕よ、僕は遠い旅に出ようね。
                    三好達治



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